宅配ボックスが使えない!?満杯トラブルを防ぐために
こんにちは。秋を通り越して冬すら感じる今日この頃、皆さんいかがおすごしですか?
最近、物件で「宅配ボックスが埋まっていて荷物が入れられない」というお問合せをいただくことが増えています。
 宅配ボックスは本来、皆さんが便利に荷物を受け取れるための共用設備ですが、少しの行き違いや使い方のクセが原因で、思わぬトラブルにつながることもあります。
今日は、実際に現場で見られる「宅配ボックス満杯トラブル」の事例を、悪意のないケースとマナーを欠いたケースに分けてご紹介します。
■ まずは「悪意のないケース」から
宅配ボックスの利用に悪気がある方は多くありません。
むしろ、困っていたり、どうしてよいかわからず放置してしまっているケースがほとんどです。
① 暗証番号がわからないまま放置
荷物が届いたことは通知でわかっているものの、暗証番号を紛失してしまい開けられない…。
宅配業者に問い合わせてもなかなか返答がなく、どうしていいか分からずそのままに、というケースがあります。
② 開けたいけど時間が取れない
忙しい時期に荷物が重なり、「あとで取りに行こう」と思っているうちに数日経ってしまう…。
仕事や子育てなどで日中に取り出せない方も多く、悪意なく埋まってしまうパターンです。
どちらも「困っている」状況であり、責めるべきものではありません。
ただ、他の入居者様も利用する共用設備ですので、長期間放置せず、管理会社や宅配業者にご一報いただければスムーズに解決できます。
■ 次に「ちょっと困ってしまうケース」
一方で、中には使い方が少し行き過ぎてしまっているケースも見られます。
これらは明確な悪意というより、「便利だからつい…」という意識のズレから起こるものです。
③ 面倒で複数ボックスを占有
一度にいくつも荷物を受け取った際、複数のボックスを使ったまま、まとめて後で取りに行こうとするケース。
繁忙期などは他の方が受け取れなくなる原因になってしまいます。
④ 私物の保管場所として使用
中には、宅配ボックスを自分専用の物置代わりに使ってしまうケースも。
一時的なつもりでも、共用設備を私的に占有することになり、トラブルのもとになります。
⑤ 宅配業者が“キープ”してしまうケース
意外に多いのが、宅配業者さん自身が「次に使うため」に空のボックスを施錠してキープしてしまうというケース。
これも他の住人の方が使えなくなる原因になります。
■ 満杯になる前に「ご一報」を!
どのケースにも共通して言えるのは、満杯になる前に一声かけていただければ、大きなトラブルにはならないということです。
暗証番号が分からない
宅配業者と連絡が取れない
宅配ボックスのエラー表示が出ている
そんなときは、どうぞ遠慮なく管理会社までご連絡ください。
必要に応じて開錠や業者対応などを行い、できるだけ早く解消いたします。
■ 最後に
宅配ボックスは、入居者様みんなで便利に使うための共有設備です。
「自分だけ少しぐらい…」が積み重なると、他の方が困る状況になってしまいます。
ほんの少しの心がけで、全員が快適に暮らせる環境を保てます。
宅配ボックスが“満室”になってしまう前に、ぜひお早めのご対応・ご一報をお願いいたします。
















