ようこそ賃貸新生活へ
皆さんこんにちは。
春は新生活がはじまるシーズンです。
入学、入社、転勤、転職、結婚、それぞれのたくさんの理由で新生活が始まります。
年明けからゴールデンウィークくらいまでの期間、賃貸管理の特に入退去を担当している私は非常に多忙です。
ようやく出口が見えてきたかなというところですね。
今日は賃貸住宅で新生活をはじめる皆さんのお話をと思いましたがちょっと趣向をかえてみます。
我が社にも多くの新入社員が入社してきてくれました。
現在は他部署研修といって、賃貸管理部ではないところに配属される新入社員に体験研修してもらうような期間です。
毎日別の新入社員と動いています。
新入社員ですからみんな若いです。20代前半、うちの子供くらいの年齢です。
学生生活で一人暮らしを経験したことのある人もいるかもしれませんが多くは親元(実家)での生活が長かったでしょう。
賃貸住宅にこれまで縁のなかった人たちです。
私たちのように何年もこの仕事をしていると「当たり前」になっていることも、彼らから見れば「初めて」「新鮮」なことばかりのようです。
これは私たちにとっても良い気付きになるチャンスですね。
例を挙げるとオートロックに感激したり、カードキー(我が社の管理物件では磁気タイプのカードキーを使用していることが多いです)の使い方がわからなかったり。
宅配ボックスに驚いたり室内の設備に興味津々だったり、家賃設定を聞いて目を白黒させたり(高い、安い、どう捉えたのでしょうね)。
言われてみれば賃貸借契約書なんていうものだって見たこともなければ重要事項説明を聞いたって何を言っているのかわからないところがあるでしょう。
ましてやカギを受け取ったものの、誰もどうやって開けるのか閉めるのかを現地でレクチャーしてくれるわけではありません。
電気、水道、ガスなどの案内はもちろんお渡ししていますが、そういう契約をするのも当然初めてということになるでしょう。
自分自身もそういう道を通ってきて、なんとかならなかったことがないから特に問題視してきませんでしたが、確かにこういったことをレクチャーされる機会というのがどこかにあれば利用したいという人はたくさんいるのかもしれません。
賃貸物件の退去というシーンでは「退去立会い」を行うことがあります。
一方で入居というシーンでは「入居立会い」というのは聞いたことがありません。
入居後の問い合わせやトラブルを未然に防ぐという意味で、もしかしたら「入居立会い」のようなことが今後大切というか必要になってくるのかもしれませんね。
「入居立会い」、口にしたことがないワードなのでなんだか口がムズムズします。
「入居立会い」、昔だったら大家さんが似たようなことをしていたのでしょうね。
どうでしょう?今の体制では手が足りませんが世界に先立って我が社で「入居立会い」をスタートしてみては?
こんなアイデアも新入社員とのふれあいから湧いてきます。
世界中の新入社員の皆さん、皆さんはそういう意味で既に貢献しているのです。
さて、新生活は極めて早く日常に置き換わっていきます。
今だけの新生活をどうか皆さん楽しんでくださいね。