ガラスのヒビ、洗面台の割れなど見つけたら
皆さんこんにちは。
そろそろ春がやってきます。
春といえば新生活の季節です。
賃貸管理部は繁忙期、入居者様の退去や入居が毎日のようにあります。
私は退去修繕を担当しているのですが、時々退去後の室内確認を行うとガラスにヒビが入っていたり洗面台にヒビが入っているのを見つけることがあります。
よくよく入居者様にお話を聞いてみると、「そういえば割れていることには気づいていた」ということがあります。
まず大前提として、入居者様皆様には善管注意義務というものがあります。
堅苦しいですね。言い換えると『借主の能力や社会的地位などから考えて通常期待される注意をもって目的物を保存しなければならないという義務』と言えるようです。
これでもまだわかりにくい!
簡単に言うと、普通に暮らしていて何かおかしなことに気づいたら報告してよね、というくらいの意味合いに捉えましょう。
例えば上に挙げたようなガラスのヒビ、洗面台の割れ、他にもあります。
エアコンから異常な音がしているけれど暖かい風は出ているから問題ないだろうとか。
キッチンの水栓がグラグラして、おまけにちょっと水漏れもしているけどまあいいかとか。。。
異常に気が付いたのにそれを放置していたらもっと大変なことになった。
そんな時に管理会社としては「早く報告してくれなかったから悪化してしまった、これは申し訳ないけれどあなたに請求せざるを得ません」と言わなくてはならないシーンがあります。
そうならないために、小さな異常に気がついたら報告してもらいたいのです。
入居の時点でガラスにヒビが入っていることはまずないはずです。
そんな状態で入居してきた入居者様は「おいおいヒビが入ってるじゃないか」と連絡をくれることでしょう。
そうすると原因は様々だとは思いますが、入居者様に起因するヒビである可能性が出てきます。
何のコミュニケーションもなく、退去後にこれらを発見した私はどうするでしょうか?
そうです、入居者様にご請求する。せざるを得ないというのをおわかりいただきたいのです。
実は叩いたり蹴ったりしなくても自然にガラスへのヒビが発生することもあるんです。
入居者様のうっかりミスで洗面台を割ってしまっても、状況によれば家財保険で補償されることもあるんです。
もしご報告・ご相談いただくことができたとしたらこういうことをご案内し、入居者様にご負担をかけることなく対応することもありえます(全部のケースじゃないですよ!)。
とにかく異常なことを感じたらお知らせください。
入居者様も異常が解消した方が快適なのは間違いありません。
おや?と思うことがあったらご一報をお待ちしております。